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糖尿病と言われたけれど症状がない…
それでも注意したい脳梗塞のリスクとは?

2026.10.15

糖尿病と言われたけれど症状がない…それでも注意したい脳梗塞のリスクとは?

糖尿病と言われたけれど症状がない…それでも注意したい脳梗塞のリスクとは?

大阪市淀川区のながしま脳神経外科リハビリクリニックは、日本脳神経外科学会専門医が診療をおこなう脳神経外科クリニックです。頭痛やめまい、しびれなどの症状をはじめ、脳卒中の診療や発症後のリハビリテーションまで幅広く対応しています。

健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘されても、体調に変化がなければ受診を先延ばしにしてしまうことがあります。しかし、糖尿病は自覚症状がほとんどない時期から血管に影響を及ぼす病気です。脳神経外科医として脳梗塞の患者さんを診療していると、発症する前から糖尿病をはじめとする生活習慣病を適切に管理することの大切さを感じます。

今回は、糖尿病が血管に与える影響や脳梗塞との関係について解説します。健康診断で異常を指摘された方は、ぜひ参考にしてください。

糖尿病とはどのような病気なのでしょうか

糖尿病は、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に増える病気です。血糖値を調節するインスリンというホルモンが十分に働かなくなることで、血糖値が高い状態が続きます。
糖尿病の初期は、自覚症状がほとんどないことも珍しくありません。病気が進むと、喉が渇きやすくなったり、尿の回数が増えたりすることがあります。しかし、健康診断を受けて初めて血糖値の異常に気づくこともあります。
体調に変化がないからといって、糖尿病の影響がないとは限りません。症状が現れる前から適切に血糖値を管理することが大切です。

糖尿病が血管に与える影響

血糖値が高い状態が長く続くと血管が傷み、動脈硬化が進みやすくなります。

動脈硬化とは、血管の壁が厚く硬くなり、血液が流れにくくなった状態です。血管の内側にプラークが形成されることもあり、血管が狭くなったり詰まったりする原因になります。

血糖値が高い状態が長く続くと血管が傷み、動脈硬化が進みやすくなります。

細い血管に起こる合併症

細い血管が傷むことで起こる代表的な合併症には、糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害があります。

太い血管に起こる病気

動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞などを発症するリスクも高くなります。
糖尿病は血糖値だけの問題ではありません。血管を守るという視点からも、継続して管理する必要があります。

糖尿病と脳梗塞の関係

脳梗塞は、脳の血管が詰まり、脳の一部に血液が届かなくなる病気です。
糖尿病によって動脈硬化が進むと、脳梗塞を発症するリスクが高くなります。ただし、糖尿病があるからといって、必ず脳梗塞を発症するわけではありません。

脳梗塞の発症には、高血圧や脂質異常症、喫煙などさまざまな要因が関係します。年齢や家族歴なども考慮する必要があり、一人ひとりのリスクを総合的に考えることが大切です。
脳神経外科医として日々診療していると、脳梗塞を発症した患者さんに糖尿病や高血圧などの生活習慣病が見つかることがあります。

脳梗塞を発症してから治療するだけでなく、発症する前からリスクとなる病気を適切に管理することが重要です。

HBA1Cとは

健康診断の結果に記載されているHbA1cは、過去1〜2か月程度の血糖値の状態を反映する指標です。
血糖値は、食事や運動などによって一日のなかでも変化します。一方、HbA1cは直前の食事による影響を受けにくいため、血糖値の状態を確認する重要な指標として糖尿病の診断や治療に用いられています。
健康診断で一度血糖値が高かっただけで、糖尿病と診断されるわけではありません。血糖値やHbA1cなどの検査結果をもとに、必要に応じて再検査をおこない判断します。

健診で異常を指摘された場合は、そのままにせず一度当院へご相談ください。

症状がなくても管理が必要な理由

糖尿病は、自覚症状がほとんどないまま進行することがあります。そのため、体調に変化がないことを理由に、血糖値が高い状態をそのままにしてしまうのは注意が必要です。

血糖値が高い状態が長く続けば、少しずつ血管に負担がかかります。動脈硬化が進んでいても、自分では気づかないことがあります。健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘されたら、まずは現在の状態を確認してみましょう。
早い段階から適切に血糖値管理することが、将来の合併症を予防するためにも大切です。

糖尿病の管理は生活習慣の見直しから

糖尿病の治療では、食事や運動などの生活習慣を見直すことが基本となります。ただし、極端な食事制限や無理な運動をする必要はありません。続けられる方法を生活のなかに取り入れていくことが大切です。

食生活を見直す

食事の量や栄養バランスを確認するとともに、炭水化物や間食の取り方なども見直します。

食物繊維を含む食品を取り入れるなど、血糖値が急激に上がりにくい食べ方を意識することも一つの方法です。具体的な食事内容については、体格や治療状況などに合わせて考える必要があります。

適度な運動を続ける

運動は、血糖値の改善やインスリンの働きを高めるためにも役立ちます。

ウォーキングなど、無理なく続けられる運動から始めてみましょう。大切なのは、激しい運動を一時的におこなうことではなく、生活のなかで継続することです。

適正な体重を目指す

肥満は、2型糖尿病と深く関係しています。

体重を適切に管理することも糖尿病治療の大切なポイントです。
ただし、急激な減量を目指す必要はありません。現在の体重や健康状態を確認しながら、無理のない範囲で取り組んでいきます。

必要に応じて薬による治療もおこなう

生活習慣を見直しても血糖値を十分にコントロールできない場合は、状態に応じて薬による治療をおこないます。

すでに治療を受けている方は、自己判断で薬を減らしたり、中止したりしないようにしてください。
治療内容を変更したい場合や、薬について気になることがある場合は、お気軽に医師までご相談ください。

糖尿病だけでなく、ほかのリスクも一緒に管理することが大切

脳梗塞を予防するためには、糖尿病だけに目を向けるのではなく、ほかの危険因子も確認する必要があります。
例えば、糖尿病に高血圧や脂質異常症などが重なると、動脈硬化が進みやすくなります。喫煙も脳梗塞のリスクを高める要因です。そのため、血糖値だけでなく、血圧やコレステロール、中性脂肪なども確認しながら総合的に管理していくことが大切です。
ながしま脳神経リハビリクリニックでは、脳神経外科に加えて循環器内科の診療もおこなっています。また、糖尿病をはじめとする生活習慣病についても、それぞれの状態に応じた診療をおこなっています。
糖尿病や高血圧など複数の生活習慣病がある方も、脳卒中の予防を含めてご相談いただけます。

当院の糖尿病外来について

当院では、糖尿病専門医による外来診療をおこなっています。

院内ではHbA1cの迅速検査に対応しており、検査当日に結果を確認できます。その日の診察で血糖コントロールの状態を確認し、今後の治療について相談することが可能です。
健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘されたものの、まだ受診していない方もご相談ください。以前は糖尿病の治療を受けていたものの、通院を中断している方のご相談にも対応しています。

健診での血糖値の指摘を、糖尿病と向き合うきっかけに

健診での血糖値の指摘を、糖尿病と向き合うきっかけに

糖尿病は、自覚症状がほとんどない時期から適切に管理することが大切です。
症状がないから大丈夫ではなく、健診などで血糖値やHbA1cの異常を指摘されたことを、ご自身の健康状態を見直すきっかけにしていただければと思います。
当院では、糖尿病の管理から脳血管疾患の診療まで、幅広く対応しています。糖尿病と将来の脳梗塞予防について気になる方は、お気軽にご相談ください。

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