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- エコー(超音波)検査
体に負担の少ない画像検査
エコー検査(超音波検査)は、高い周波数の音波を体の表面からあて、その反射を画像にして体の内部を観察する検査です。放射線を使用しないため、被ばくの心配がなく、体にやさしい検査として幅広い年齢層の方に行われています。検査時間は5〜15分程度と短く、痛みもありません。
首のエコー検査の必要性

頸動脈は、脳へ血液を届ける大切な血管です。この血管に動脈硬化が起こると、血流が悪くなったり、血栓ができたりして、脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。特に、頸動脈が内頸動脈と外頸動脈に分かれる「頸動脈分岐部」は動脈硬化が起こりやすく、血管の狭まりや詰まり(狭窄・閉塞)の兆候が見つかることもあります。
首のエコー検査では、そうした変化を早い段階でとらえることができます。自覚症状がないうちから血管の状態を確認できるため、脳卒中の予防や生活習慣の見直しのきっかけとして有効です。
また、頸動脈の状態を調べることで、全身の動脈硬化の進行具合を推測することもできます。脳だけでなく心臓や足の血管の状態にも関係があるため、定期的な検査が必要です。
このような方におすすめです
頸動脈は首の表面近くを通っているため、検査で状態を確認しやすく、全身の血管の健康状態を知る手がかりにもなります。
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある方
- 喫煙や肥満など、動脈硬化のリスク因子をお持ちの方
- 狭心症や心筋梗塞などの心疾患の既往がある方
- 脳梗塞などの脳血管疾患のリスクを確認したい方
- 脳ドックや健康診断の一環としてチェックしたい方
検査の流れと所要時間
検査はベッドに仰向けに寝た状態で行います。首元にゼリーを塗り、超音波をあてて左右の頸動脈の様子を観察します。検査時間はおおよそ20分程度です。結果は、当日中にご説明できる場合がほとんどです。
首回りが大きく開く服装でお越しいただくと、スムーズに検査を受けていただけます。
検査でわかること
これらを総合的に判断することで、脳梗塞などのリスク評価にもつながります。
- 血管の壁の厚み
- 動脈硬化の有無
- 血流の速度
- 血管内のプラーク(コレステロールの塊)の有無や性状
- 血管の狭窄・閉塞の程度
エコー検査をご検討の方へ

ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、脳卒中などの脳血管疾患の予防にも力を入れており、頸動脈エコー検査を積極的に行っています。放射線を使わない安全な検査で、動脈硬化の進行やリスクを早期に把握できます。
大阪市淀川区で頸動脈のエコー検査をご希望の方、生活習慣病や脳疾患のリスクに不安のある方は、ぜひ一度当院までご相談ください。