パーキンソン病

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パーキンソン病

パーキンソン病とは

パーキンソン病とは

パーキンソン病は、中高年以降に発症することが多い進行性の神経変性疾患です。脳内で「ドパミン」という神経伝達物質が不足することで、体の動きがスムーズにできなくなるのが大きな特徴です。初期には手足のふるえや歩きにくさといった軽い症状から始まりますが、徐々に動作全般が遅くなり、転びやすくなるなど日常生活に支障が出ることがあります。完全に治す方法はまだありませんが、薬物療法やリハビリを組み合わせることで、症状を和らげて生活の質を保つことが可能です。

パーキンソン病の症状

パーキンソン病の代表的な症状は「手足のふるえ(振戦)」「体のこわばり(筋強剛)」「動作が遅くなる(無動・寡動)」「姿勢の保持が難しい(姿勢反射障害)」の4つです。歩行時には小股で足を引きずるように歩いたり、途中で歩みが止まりにくくなる「すくみ足」もよく見られます。また、運動症状以外にも便秘や抑うつ、嗅覚低下、睡眠障害などの非運動症状が出現することがあります。これらの症状は個人差が大きく、病気の進行に伴って程度も変化していきます。

パーキンソン病の診断

診断は主に臨床症状と神経学的診察で行われます。特徴的な運動症状の有無や、薬に対する反応性をみることが重要です。他の疾患を除外することが目的でMR検査を行うこともあります。必要に応じてDATスキャンと呼ばれる特殊な核医学検査を用いて、脳内のドパミン神経の働きを確認することもあります。必要に応じて近隣の医療機関と連携し、検査を依頼する体制を整えております。検査結果をふまえた治療や生活支援については当院で継続して行いますので、安心してご相談ください。

パーキンソン病の治療と生活支援

治療の中心は薬物療法で、特にドパミンを補う「L-ドパ」や、ドパミン受容体作動薬と呼ばれる薬剤がよく使われます。症状に合わせて薬を組み合わせ、効果を高めつつ副作用を抑える工夫がなされます。進行した場合には、脳深部刺激療法(DBS)といった外科的治療が適応になることもあります。また、薬だけでなくリハビリテーションや運動療法も非常に重要で、転倒予防や動作改善に役立ちます。さらに、生活習慣の工夫やご家族のサポートも欠かせず、総合的なケアによって生活の質を維持していきます。

大阪市淀川区でパーキンソン病にお困りの方へ

パーキンソン病は長期的に付き合っていく病気であり、適切な診断と治療、さらに生活面での支援が大切です。ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、神経内科専門医が診療を担当し、薬物治療に加えリハビリなど総合的にサポートしています。大阪市淀川区でパーキンソン病に関する不安やお悩みをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

脊髄小脳変性症

脊髄小脳変性症とは

脊髄小脳変性症は、小脳や脊髄の神経が徐々に障害される進行性の病気で、歩行時のふらつきや手足の不器用さ、発音のしづらさ(構音障害)などがみられます。遺伝性のものと非遺伝性のものがあり、原因によって症状の進行や治療方針が異なります。

症状の特徴

主な症状は、ふらつき(運動失調)、呂律が回りにくい、手足が思うように動かないといった運動障害です。進行すると歩行が困難になり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

診断と治療

確立した根治療法はありませんが、薬物治療やリハビリテーションによって症状の進行を緩やかにしたり、生活の質を維持したりすることが可能です。MR検査などの画像診断や遺伝子検査を行うこともあります。

大阪市淀川区で脊髄小脳変性症にお困りの方

ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、神経内科専門医が診療を担当しています。薬物治療だけでなくリハビリや生活指導を含め、患者様とご家族を総合的にサポートいたします。脊髄小脳変性症に関する不安やお悩みは、お気軽にご相談ください。

重症筋無力症

重症筋無力症とは

重症筋無力症とは

重症筋無力症は、神経と筋肉の接合部に異常が生じる自己免疫性の神経筋疾患です。神経から筋肉へ信号がうまく伝わらなくなるため、筋力が入りにくく、全身が疲れやすいといった特徴があります。特に、まぶたが下がる(眼瞼下垂)や物が二重に見える(複視)、話しづらさや飲み込みにくさなど、日常生活に大きな影響を及ぼす症状が現れることがあります。

症状の特徴

重症筋無力症の症状は一日の中でも強さが変化するのが大きな特徴です。午前中は比較的軽くても午後から夕方にかけて悪化する「日内変動」がよく見られます。症状は目や口の周囲から始まることが多く、進行すると四肢や全身に広がり、さらに重度の場合には呼吸筋まで障害され、呼吸困難をきたして命に関わることもあるため注意が必要です。

診断と治療

診断には、血液検査での自己抗体の有無や神経伝導検査、さらには胸腺腫の有無を調べるためのCT検査など、複数の検査を組み合わせて行います。治療は抗コリンエステラーゼ薬をはじめ、ステロイドや免疫抑制薬による薬物療法が中心です。病状が重い場合には免疫グロブリン大量療法や血液浄化療法なども選択されます。症状や体質に応じて治療を調整し、長期的な管理が重要となります。

大阪市淀川区で重症筋無力症にお困りの方

ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、神経内科専門医が重症筋無力症の診療を担当しています。患者様お一人おひとりの症状や生活スタイルに合わせて、薬物治療の調整だけでなく、生活指導やリハビリテーションを含めたトータルなサポートを心がけています。安心して治療を続けられるよう、近隣の医療機関とも連携しながら丁寧に対応いたします。ぜひお気軽にご相談ください。

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