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糖尿病内科とは
糖尿病内科は、血糖値の異常やインスリンの働きに関わる病気を専門に診療する科です。糖尿病や耐糖能異常を中心に、合併症である腎臓病、網膜症、神経障害、動脈硬化などの予防・管理も行います。食事・運動療法の指導や薬物療法、血糖コントロールのモニタリングを通じて、合併症の予防と生活の質向上を目指します。
糖尿病と脳の健康

糖尿病は「血糖値が高くなる病気」として知られていますが、実は脳の血管や神経にも深く関係しています。高血糖の状態が続くことで血管の壁が傷つき、動脈硬化が進行しやすくなります。その結果、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患のリスクが高まるのです。
また、糖尿病が長く続くと、末梢神経に障害が生じる「糖尿病性神経障害」が起こることもあります。しびれや痛み、感覚の鈍さなどが現れ、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
このように、糖尿病は単なる内科の病気ではなく、脳神経外科の分野とも深く関わっているのです。
当院での診療体制
ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、脳神経外科を中心に糖尿病内科・循環器内科などの医師が定期的に診療を行い、患者様の全身状態を総合的に管理しています。
特に、脳血管疾患の既往がある方や、高血圧・脂質異常症など生活習慣病を抱える方に対しては、血糖コントロールを含めた全身管理が不可欠です。複数の診療科が連携し、一人ひとりの状態に応じた診療を行うことで、再発防止や生活の質の維持を目指します。
糖尿病と脳血管疾患の関係
糖尿病のある方は、脳梗塞の発症リスクが約2~4倍になるといわれています。これは高血糖により血管内皮が損傷を受け、血流が滞りやすくなることが原因です。
また、糖尿病のある方では、脳卒中発症後の回復が遅れたり、再発率が高まるといった報告もあります。そのため、日頃から血糖を適切に管理し、血圧やコレステロールなども含めた総合的な予防が大切です。
糖尿病と神経障害
糖尿病が原因で神経に異常が起こると、「しびれ」「灼けるような痛み」「感覚の鈍さ」などが現れます。これは「糖尿病性末梢神経障害」と呼ばれ、特に足先から始まりやすいのが特徴です。
このような症状は、脳や脊髄の病気によるものと区別が難しいこともあります。当院では、神経学的な視点からもしっかりと評価を行い、症状の背景にある原因を見極めて適切に対応します。
検査・診療の流れ
当院では、血糖値やHbA1cの測定を含めた内科的な評価に加え、必要に応じてMR検査やABI検査、神経診察などを行い、脳・神経の状態も含めた全体的な検査を行います。
内科的な治療は、糖尿病専門医や循環器内科医と連携しながら行い、栄養指導や生活指導を通じて、合併症の予防と改善を図っていきます。
大阪市淀川区で糖尿病の診察を行っています

ながしま脳神経外科リハビリクリニックでは、糖尿病と脳・神経の関係に注目し、専門的かつ多角的な診療を行っています。糖尿病と診断された方、脳梗塞を予防したい方、しびれや神経症状に不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。大阪市淀川区で、糖尿病と脳の健康をトータルにサポートできる医療機関として、お力になれれば幸いです。